一栞(いちか)
2019年に始動した着物ブランド「一栞」(いちか)。染めや織り、刺繍など様々な伝統技法と各産地の素材を使い、現代の感性に照らし合わせたものづくりで新たな着物スタイルを生み出しています。物語の大切な一ページに栞をはさむように着る方の人生にやさしく寄り添うものでありたいと思っています。
一栞は菱屋善兵衛を屋号とする木野織物がネクストブランドとして立ち上げました。創業200年を超える伝統の菱屋善兵衛に対して次世代を見据えた革新的な着物スタイルを発信したいと考え一栞が誕生しました。お召しになる方が主役として引き立つ装いを一栞の着物や帯でやさしく作っていきます。
着物・色無地、袋帯・松葉亀甲文
「先染めの紋意匠」という新たなジャンルの色無地。縞模様が浮き立つ第4の新素材の無地感着物です。菱形の松葉を亀甲の形に組み合わせた古典紋様を現代的にアレンジした帯です。
刺繍の付下・蔦唐花
可憐な花を付けた唐草模様を手刺繍によって表現した付下。上品ながらもしゃれ感があり、合わせる帯次第で様々なシチュエーションに装える着物です。
九寸名古屋帯・メルヘンの花
色鮮やかな花たちが集う可愛い名古屋帯。墨で線描きをする「カチン描き」で描かれた花が色とりどりに彩色されたメルヘンチックなおしゃれ帯です。
菱屋善兵衛
創業当時から存在する蔵に所蔵されていた古代裂地を復刻した袋帯を中心に、九寸や半幅帯まで取りそろえております。 図案、配色や織物組織から素材まで全てにおいて吟味を重ね、留袖、訪問着、色無地用から紬用まで、現在のお客様のニーズに合わせた締め心地の良い帯づくりを手がけております。
木野家は、今から約二百年以上前、尾張国から入洛した木野善八が初代といわれ、現社長木野善之で八代目を数えます。 二代目善兵衛が織物業を習得し「菱屋善兵衛」と名乗り現在の地に独立したのが文化元年(1804年)で、この年を創業としております。
袋帯・蔵「鳳凰花苑文」
菱屋善兵衛を代表する袋帯です。明治・大正期に織っていた図案を現代に蘇らせました。
袋帯・万葉「菱交彩文」
図案、配色等吟味し、菱屋善兵衛特有のきめの細かい組織で織り上げた袋帯です。様々なシーンで着用いただけます。
袋帯・古今「立涌彩葉文」
立涌文様は運気があがるとされる縁起の良い柄です。シンプルな配色ながら気品のある袋帯に織り上げました。