真田紐師 江南
真田紐師江南(さなだひもし えなみ)は室町・戦国時代に足利家の幕臣で、最後の将軍 足利義昭公の奈良脱出などで活躍した甲賀の武将であった和田伊賀守惟政などを生んだ甲賀和田家の出身で、本能寺の変に、主家・佐々木六角氏を連れて京に出てより数えて十五代目。明治以降機械化が進んだ真田紐ですが、草木で糸を染め手織りする技法を日本で唯一技術保存しています。茶道各流儀・各作家様の約束紐の製作や正倉院御物や重文に付随する真田紐の復元、大河ドラマや映画の技術指導や時代考証、茶道等の設えについての講演会等も行っています。
真田紐は、縦糸と横糸を使って機(ハタ)で織る、織り紐の事で、世界最小幅の織物と言われています。また、通常の織物の倍以上の本数の縦糸と横糸を圧縮して織るため、伸びにくく丈夫で実用的な用途に適しています。素材は大まかに分けて、絹と木綿があり、織り方は一重に織ったものと、袋織と言って、筒状で中が空洞になっている物があります。 今回は、絹製の真田紐で作成した帯締めや羽織紐(紳士用、女性用)などの着物周り品や、スマホショルダーなど便利な小物をお持ちします。